ただ自信がない人に、私はプラウドボイスメイクを勧めようとは思いません。
自信がないことを本当に変えようと願う人のみが、
この場所で何かを得られると思っています。
(瑠美さまより 神奈川県在住 20代)
毎年成長を感じられ、魅せることを学べる大事な会なので、今回も話を聞く前から参加することは決まっていました。
今年の目標は、楽しく歌うこと。
自分の歌から逃げないこと。
明日香先生に出会い、プラウドボイスメイクを始めてから4年ほど経過し、始めた当初より自信を持てたと思います。
けどそれは果たして心の底からだったのか。上辺だけではなかったのか。
去年の発表会。
フライヤーの表紙に自分が選ばれたり、順番がトリであることが伝えられたとき、私はすごく怖くなりました。
自分にできるのか?歌を歌えるのか?
長くやっていることで大きな期待を背負っていることを意識するようになり不安な日々が続いていました。
本番が近づいていく中で、不謹慎ながら、辞退するきっかけができたときほっとしてしまったんです。
その後のレッスンから今年に至るまで思ったように歌えなくなりました。
私はどうして歌っているのか
私の歌は何なのか
また振り出しに戻って考えることになったのです。
1月から個人レッスンはグループレッスンになり、明日香先生からまなちゃん先生に変わり、
たくさんのプラウドボイスメイク生と一緒にレッスンしていく中で、
みんな誰もが悩み、想いを抱き、進んでいく姿を見ることができました。
自分もなりたい自分でいいんだ、と思えるようになりました。
歌が歌いたい。
それが最初からずっと思っていることで、変わらないことでした。
そこにもっと加えるとすれば
皆が聴いてくれるような歌が歌いたい。
それに目を背けて逃げ出していた自分を超える事ができたなら
また私の歌は少しだけ遠くへ行けるかもしれない。
自分の歌と向き合うために、私はあらゆる人にボイトレを習っている話をしました。
Facebookではたくさん発信していますが別のSNSの友達には伏せていたし、ほとんどの人に話せずにいたのです。
習ってるなら上手いんでしょ!と言われるのが怖かったから。
でも怖がる必要なんてない。
怖がっているだけじゃ成長できない。
Twitterで発信したり、家族に初めて発表会のお知らせも出しました。
今年来てくれたのは夫と母親の2人です。
本番当日、最初は冷静でしたがやはり自分の番が近くなると、手の震えが止まらなくなりました。
心拍数も上がってきて、
私はまた失敗する、上手くいかない、という気持ちと
今までやってきたから大丈夫、楽しく歌おう
という気持ちを行ったり来たりさせながら舞台へ向かいました。
そして舞台に上がる前に会場の皆さんを見て
まなちゃん先生を見て、明日香先生の目を見た時に、
なんだかわからないけど、ああ大丈夫だ。と思いました。
すごく安心した。
実際の歌はやっぱりテンポも早くなっちゃって、歌詞も間違えたり飛んだりして、
声もすごく震えちゃって、全然思うように歌えたかわかりませんが。
でも歌うことをやめたくなくて、その場にいる皆さんに聴いて欲しくて、私がここに立っているぞ!と魅せたくて。
とにかく一生懸命歌いました。
歌い切ることができました。
本当に歌い切った、と思いました。
どんな形であれ、出来たという記憶は今後自分の自信になっていくと思います。
ただ自信がない人に、私はプラウドボイスメイクを勧めようとは思いません。
自信がないことを本当に変えようと願う人のみがこの場所で何かを得られると思っています。
私の歌はまだまだすごいです。もっと良い歌が歌えます。
本番でも日常でも最高の声を届けたいので、来年の発表会に向けて、声を、自分を磨いていこうと思います。