お年寄りが声と歌を通して私に見せてくれる世界 大好きな福祉の現場を飛び出してまで発信したい事
お年寄りが声と歌を通して私に見せてくれる世界
~大好きな福祉の現場を飛び出してまで発信したい事~
▼“お年寄り” “福祉”への思いを「Jupiter」の歌で伝えた
3年前のプラウドボイスメイクでの発表会ステージ
こんにちは!
ハリウッド式 声帯の筋トレ!
30分で変わるボイストレーニング
プラウドボイスメイク
菱沼まなみです。
プラウドボイスメイクは
あなた本来の声である「聞き惚れボイス®」を引き出す
ボイストレーニングの専門家です。
現在、介護福祉の分野にボイトレを提案している私ですが、
本日、明日香先生に“お年寄り” “福祉”への思いをお話させていただき、
原点に立ち返る事が出来ました。
▼本日のミーティングの様子♪
本日のブログでは私の“お年寄り” “福祉”への思いをお伝えいたします。
私が「ふくし×ボイトレ」に取り組んでいく上で、
原点の一つとなる、特別養護老人ホームでの悔しい出来事があります。
それは80代のおばあちゃんの最期に寄り添いきれなかった事です。
この方は、小柄で寂しがりやで、ちょっぴり頑固でした。
この方の最期は、全身のむくみや、夜間にうなされたり、
少し辛いものでした。
この方は、好き勝手にやっていた所もあったせいか、
家族もあまり熱心には施設に会いにきていませんでした。
介護の仕事の面白い所は、
お年寄りの経緯や、若い頃の性格は関係なく、
歳を重ねたご本人と、そこから携われる事です。
80代の彼女も、頑固な所はありましたが、
程よく丸くなり、穏やかな人柄となっていました。
だからこそ、最期まで彼女の為に何が出来るかな?
自分だったらどうして欲しいかな?
と考える日々でした。
人間の最期というのは、
ゆっくりと体の機能も含め、色々なものが低下していきます。
それは、普段生きている私たちとも、
施設で暮らすお年寄りとも、
まったく違う時の流れです。
私が悔しかったのは、
この方の時間を最優先に出来なかった事です。
もっとしてあげたかった事がありました。
歌を歌うと呼吸が楽にできましたし、
一緒に人生を振り返ってみたかった。
全てが低下していく中でも、
眉間のシワを解き、笑顔を引き出せたはず。
彼女が旅立った後、そんな後悔しかありませんでした。
できたはず。
けれど、結果は出来ていません。
人は亡くなる時、何も持ってはいけません。
けれど、私が看取り支援において、
旅立つその時までしっかり感じてもらいたい事が、
あったかい声や温度、安心や希望です。
私は彼女に感じて欲しいものを
渡せませんでした。
介護の現場では日々行わなければいけない仕事が
沢山あります。
どのタスクを効率化するべきかや、
効率だけを求めてはいけない支援との闘い。
その中で、
生きている喜び
生きてきた歴史への感謝
旅立つ事への心構え
そんな心の支援はなかなか難しく、
タスク化しにくいものがあります。
けれど、死が近い高齢者だからこそ必要な過程です。
現代は、昔では想像できないくらい寿命が延びています。
そんな今だからこそ、「死をみつめる本気のケア」が
他職種からのサポートでも充実させられると思ってきます。
現場に真摯に向き合っている方々のサポートとしても
必要な分野だと思っています。
私は、彼女が旅立った時に、
出来なかったで終わらせない。
どうやったら出来るか。
命を持って教えてくれた事や感じさせてくれた事を
無駄にしませんと誓いました。
お年寄りが声と歌を通して私に見せてくれる世界は、
いつか声が本当に出なくなり、聞きたくても聞けなくなる。
人生は一曲の歌のように、始まりと終わりのあるストーリーである。
という命の期限です。
これをしっかり伝え、価値としていく事が
私のやりたい事であり、生かされているミッションです。
今日は、この思いを明日香先生に伝え、
改めて歩きだす時となりました^^
自分のミッションを見つけたい方にも♪
あなた本来の声である
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